WRX STI「エンスト・警告灯点灯」
走行中突然エンジンストール。再度スタートするとエンジンが掛かりますが、直後にエンジン
警告灯点灯。フェイルセーフが掛かり、走行モードの切り替えが不可。自走は可能ですが、
長距離走行や高速走行は危険なので、修理します。まずは故障診断からスタートです。
「P0340 カム角センサA系回路1」が入力されています。診断機等を使った点検の結果、
配線とECUは正常。診断のフローチャート通りにカム角センサ本体を交換します。
この車両の総走行距離は18万Km。センサ系統はどうしてもトラブルが出てしまいますね。
スバル好きの学生に、交換作業のお手伝いしてもらいました。
こちらがカム角センサです。このエンジンにはカム角センサが4個付いておりますが、各々形状が違う
ので、取り付ける前に旧部品と同形状であるか、入念に確認する必要があります。
最後に走行チェックとカム角センサーからオイル漏れが無いこと、警告灯が再点灯しない事を
確認。これにて修理完了です。(takahashi)
- 職員教材・施設実習自動車システム工学科
- 更新日:2025.06.24